最近、阿川佐和子さんの「老人初心者の覚悟」を読んでいます。阿川さんが60代のときに書いたエッセイをまとめたものなので、人生の先輩から何か学べれば、と。
その中の一篇、「音色はいずこ」には、私自身が通ってきたプロセスがずばり描かれていました。音楽を聴くツールがカセットデッキやCDプレイヤーからスマホへ、音源がカセットやCDからiTunes等へ変わっていった中で、その変化の波に乗り損ねて音楽を聴く習慣が途絶えてしまっている、というもの。私もiPodの時代に波に乗り遅れ、車にCDプレイヤーがついてこなくなってからは、自分で選んだ音楽をかけて聴く、ということがなくなりました。運転中のラジオが唯一音楽を聴く時間となっています。
変化についていきそびれたためにしなくなってしまうこと、ってこれからも出てくるのかなあ。次の波は乗るようにしたいなあ。
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